不信は花開く

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チリビーンズの記事、いろいろと間違いが多くてすみません。

普段から全て目分量でレシピなど書いたことがないのです。

 

さて、今日は少し愚痴の吐き出しをしようと思います。

仕事のことなので詳細は書けないのですけれど。

 

Aさんを仲介してBさんから仕事の依頼がありました。

この仕事は春に私から一度はお断りした話です。

他に依頼したものの断られ、結局私のところへ戻ってきました。

今回は私も覚悟を決めて、Aさん、Bさんと最終的な意思確認を終えて、

いよいよ着手することとなり、私は下準備にとりかかりました。

ところが、その翌々日にBさんから白紙撤回の電話がきたのです。

すぐにAさん、Bさんと再び会って話すことになりました。

私はこの時点でのキャンセルは承服しかねるため、再度持ち帰って検討を求めました。

しかし、結果は変わりませんでした。

Bさんの説明によると現場の意見はまとまっていたが、

最終的に会社の上層部が出てきてストップがかかったというのです。

このプロジェクトを一番強硬に推し進めてきたBさんは土下座せんばかりに謝りました。

「私ではだめだということですか」とは、自分から訊きたくありません。

Aさんは私の立場を慮ってBさんと一緒に謝ります。

謝られるのは苦手です。

それぞれに辛い立場があるのだと自分に言い聞かせるしかありません。

白紙撤回は飲むしかないのです。

私は虚しい気持ちでそれを受け容れました。

同時にBさんのみならず、Aさんにも不信感を抱いたのです。

あたりの柔らかい温厚なAさんですが、

私にもBさんにも良い顔を見せているだけなのではないかと思ったのです。

昨日、Aさんから一通のメールを受け取りました。

Aさんはあの後、私がかねてからやりたいと思っている別の仕事を形にするために、

担当外にも関わらず、わざわざ出張して現場へと足を運んでくれていたのです。

私はAさんを疑ったことを申し訳なく思いました。

Trust dies but mistrust blossoms.

ソポクレースの言葉です。

信頼は死ぬが不信は花開く、とでもいうのでしょうか。

 

そういえば学生時代、ソポクレースの「アンティゴネー」の講座があったな、

とふと思い出しました。

アンティゴネー」は「ロミオとジュリエット」の原型とも言われているギリシャ悲劇です。

 

アンティゴネー (岩波文庫)

 

 

ストローブ=ユイレ コレクション: : アンティゴネ ソポクレスの≪アンティゴネ≫のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版1948年 (ズーアカンプ社)

ヘルダーリンによる翻訳をブレヒトが改作し、

ジャンマリー=ストロープとダニエル・ユイレの演出で映画化した「アンティゴネ

実に味わい深い映画ですが、その美しさも圧巻です。

機会があればぜひ。